2003 年 3月議会
一般質疑・反対討論
平成15年度の一般会計と国保、
介護保険予算に日本共産党は反対
予備費わずか6億円の事実上『本格予算』
大型公共事業は推進、不況対策・くらし守る視点なく、福祉は後退
紀氏百合子議員
市長も市議も今任期最後の議会となった3月定例会は、11日(火)、平成15年度当初予算と決議・意見書などの議決が行われ、全ての日程を終えて閉会しました。当初予算案に対する紀氏議員の質疑(要旨)をお知らせします。
当初予算に対する総括質疑
紀氏議員が任期最後の質問と討論
今年は、4月に市長選挙が行われるため、予算委員会を設置せず、本会議で各会派
の代表者が総括質疑を行い、紀氏議員が質疑に立ちました。
新市長の公約実施へ予備費はなぜ少ない
市長選の年の当初予算は「骨格予算」とされ、新市長が公約を盛り込むための「肉付け」財源は予備費として組まれるのが通例ですが、一般会計総額989億円のうち
「肉付け」用の予備費は6億円しかないため、紀氏議員は「予備費以外に財源調達の道はあるのか、事実上の本格予算ではないのか」と質しました。
市は「肉付け予算は、政策的・投資的事業を計上するが、事業により国・府の補助金や起債、基金の活用ができるので、これで骨格予算とした」と答弁しました。
老人入院見舞金廃止の財源はどこへ?
市老人入院見舞金制度廃止に伴う新たな15事業は、財源約1億円のうち14年度 で3815万円、15年度で5395万円しか見込んでいないこと、中司市長になって敬老金代替事業が廃止されたことについて「残りの財源はどうするのか」と質しました。
市は「入院見舞金は見直すべき行革の課題だったもの。その事業費の一部を高齢者の在宅福祉に活用している」「敬老金代替事業の残金は平成12年度当時の推計で約5億5900万円だった。介護保険で制度が大幅に変わった。老人福祉費の市負担額は11年度決算と15年度予算の比較で約4億1000万円の増額だ」など、1万人以上もの高齢者の増加を無視した答弁をしました。
保護課の担当職員は国基準より6人不足
紀氏議員は、いま市が独自に市民のくらしと福祉を守ることが求められていると指摘のうえ「生活保護は一度の相談で受け付けるべきではないか。家のない人も保護すべきだ。相談が急増しているのに職員を増やすべきだ」と質しました。
市は「窓口は懇切丁寧を基本としている。要保護者の申請権の保証は生活保護行政の基本だ。今後とも十分留意するよう周知する。家のない人にはホームレス特別措置法に基づく国の基本方針が6月に示されるのを踏まえ検討したい」また「保護課の
ケースワーカーは現在28人で、国基準より6名少ない。」と答弁しました。
ガイドヘルパー利用は現行水準の維持を
4月から障害者福祉は現行の市役所で決定する措置制度から自分で事業者と契約する支援費制度に変わるため「ガイドヘルパー利用について支障を来さないか。現行の福祉水準は維持すべきではないか」と質しました。
市は「サービス水準の低下をできるだけ招かないよう、市独自の加算事業を含めて再構築している」と答弁しました。
「福祉の枚方」は後退していないのか?
紀氏議員は「諸制度の廃止縮小で枚方の福祉は大きく後退しているのではないか」と
追及しましたが、市長は「介護保険制度や障害者支援費制度の導入を含め枚方の福祉総体として後退しているものではない」「敬老金の見直しはバラマキを改めて在宅福祉の充実を図ってきたもの。このことが国制度の改革につながって今日の介護保険の導入に転化され本市の見直しが広く高齢者福祉の活用に生かされている」と強弁しました。
関西外大跡地事業は凍結し見直しを!
総額158億円の「火葬場建設及び周辺整備事業」は、火葬場に対する地元合意が得られないまま周辺整備ばかりすすんでいます。紀氏議員は、「関西外大買収先にありきではなかったのか」と事業のいったん凍結と見直しを求めました。
市長は「火葬場は歓迎されないので反対の中で進めざる得ないのは心苦しい。反対されていないニ自治会からはむしろ周辺整備を早く進めてほしいと言われている。反対されているニ自治会とは今後も接点を求め話合いを進めていきたい」とあくまで事業をすすめる考えを示しました。
津田サイエンスヒルズ金余りになお支援
津田サイエンスヒルズ推進協議会は企業誘致とサイエンスコアの財政支援を行ってお り「金余り」状態です。紀氏議員は、市の責任が不明なこの事業になぜ「負担金」を出し続けるのか質しました。
市は「協議会は関西学研都市の津田地区で研究開発・関連施設の集積するサイエンスヒルズの具体化を図るための組織だ。今後も一員として負担し意見を申し上げてい
く」と答弁しました。
その他「雇用創出と景気回復を」「学校統廃合は行わず35人学級を」「市民病院基本構想は市民の意見の十分な反映を」「国保に保険料負担軽減の繰り入れを」などについて質問、「介護保険の負担軽減」を要望しました。
採決にあたり、党市議団を代表し、紀氏議員が質疑を踏まえた視点から一般会計・ 国保特別会計・介護保険特別会計の各予算に反対、その他の7つの会計の予算には賛成する旨の討論を行いました。党市議団を除く全議員が全てに賛成したため全予算が可決されました。
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