●議案の賛否について

・東部大阪都市計画枚方市駅周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について

　枚方市駅周辺再整備のうち北口ロータリーから京阪本線と交野線の間にある京阪自社ビルにかけての再整備（�B街区）について、都市計画審議会での地区計画の決定に続き、その内容を条例とするものです。市駅周辺再整備の全体事業費やその裏付けがわからないまま、�B街区整備を先行実施することは問題として反対。

・枚方市立くすのき園条例の廃止について

　障がい者の通所施設である「市立くすのき園」を民営化するための廃止条例。利用者に不安を与えることになり、民営化になじまないと反対。

●一般会計補正予算（総額７憶6400万円）

つつみ議員が行った反対討論は以下の通り。

　今回の補正予算には、人件費補正のほか、公立保育所の完全給食のための食器などの購入経費、災害時の段ボールベット等の購入や医療通訳士登録派遣事業費など必要な予算もあるが、市民の理解を得られない予算も計上されている。
　債務負担行為補正の公立保育所民営化事業費では、渚保育所と渚西保育所を廃止し、統合して民間園をたてるための土地を枚方市が購入するためのものである。
　待機児童解消のための定員増も20人と少なく、今後増加する保育ニーズに対応できないにもかかわらず、土地の購入費２億３２５０万円のほかに、整備費補助が１億３０００万円かかり、土地購入後の造成に係る費用についても負担の可能性がある。民営化を枚方市が土地を買ってまで行う必要はなく、（こうした）民営化ありきの手法は許されない。
　職員の長時間労働の縮減を推進するための取り組みとして計上しているパソコンをシャットダウンするシステムへの経費５４００万円については、国の様々な施策への対応に加えて、枚方市でも新たな施策を進めていこうとしているが、本来、業務量に応じた適正な人員の配置をすることこそが必要である。

●意見書

共産党議員団提出の意見書

�@ 台風被害に対する復旧支援及び停電被害の軽減策の強化を求める意見書
―――維新の会・公明・自民などの反対で否決されました。
�A 大学入学共通テストにおける英語民間検定試験の利用中止を求める意見書
―――維新の会・公明・自民などの反対で否決されました。
�B 給食の食材料費を含む保育の完全無償化を求める意見書
―――日本共産党の４人のみの賛成で否決となりました。

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