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定例
市会報告


悪政から市民守る姿勢見えず
清潔市政つくる具体方針まったくなし
竹内新市長が所信表明…第4回定例議会


 H19年度第4回定例市議会が、10月29日から開かれています。
 初日冒頭には、竹内脩新市長が、就任後最初の議会ということで所信の表明を行いました。その主な内容を報告します。

 所信表明で市長は「市政の現状の把握と課題の整理を行った。市政改革、財政再建が図られる中で数々の事業が積極的に進められている。しかし、市民病院の建替え、子育て・教育環境の充実、都市基盤の整備など取り組む課題が残されていると痛感した」と述べました。
 その上で、今後4年間のまちづくりの基本を「清潔で公正なまち」「多様性を生かした活力あるまち」「心が通う温もりあるまち」とすることを表明しました。

「談合問題」自ら解明する意思なし

 「談合問題」については、市民と職員が失いかけている、市に対する誇りや愛着を取り戻したいと発言。「清潔で公正なまち」を合言葉に、公僕としての襟をただしながら市政運営を展開するとしました。
 しかし、「事件」そのものに関しては、裁判の状況を注視しながら、有識者による調査委員会の意見をもらって対応策を講じると述べるにとどまりました。
 今問われるべきことは、この官製談合が行政の中で、どのような構図のもとに行われたのか、問題はどこにあったのかなど事件の真相を行政自らが徹底解明することです。
 そのことに一切ふれない市長の姿勢には、問題があります。

市民サービス切捨ての中司構造改革を継続

 まちづくりの進め方について、活発な市民活動のエネルギーで、子どもの見守りや高齢者・障害者へのサポートなどの地域貢献活動へステップアップさせ、一人ひとりの心が通い合う温もりある枚方を築きたいと述べました。
 しかし、市営葬儀の廃止や公立保育所民営化をすすめると表明するなど、中司前市長の構造改革を基本的に引き継ぐ姿勢も明らかにしました。
 また、残念ながら、市長の所信の中では、市政運営、まちづくりの方向性を定める基礎となるべき「市民生活の実態」については言及がありません。
 保護を要するのに受けられない生活困窮者の実態や所得税の引き上げや介護保険料・国保料の負担で苦しんでいる市民の暮らし向きを、きちんと受け止める作業を、まず行うのが市長としての責任です。
 こうした部分に触れないままに「心通うまち」をつくると言う市長の言葉は全く「心」に響いてきません。

いっこうに見えない改革の具体方向

 市政運営の基本は「物事は根元的に考え、対応は柔軟にする」視点をもつことと述べています。
 また、35年間地方行政に関わってきた経験から、枚方市の行った行財政改革の効果で状況改善しているが、さらに都市経営者としての視点をもって強固な財政基盤を確立したいと強調しました。
 ここでは、現在の市政をどのように捉えるのかという具体的な分析がありません。
 12年間の中司市政の、問題点はどこにあるのか無駄はなかったのか何を改善したいのかが示されていません。
  これも大きな問題です。


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