正職と同勤務なのに給与で差をつける
任期付保育士の雇用は市の責任放棄
―構造改革で職員間に分断もちこむやり方は許せないー
3月22日、予算特別委員会の質疑で、中西議員は公立保育所の民営化と人件費の問題をとりあげました。
今回の予算には、各部の人件費が計上されていますが中西議員は、公立保育所でたくさんの任期付職員(3年に限って雇用する職員)が採用されることに関して質問を行いました。
中西議員は「H17年度末で正職保育士の欠員は退職含めて何人となるのか。欠員の補充はどのような形で行うのか」と質問。
子育て支援室は答弁で「年度中の欠員は17人、年度末の退職は18人で計35人となる。新年度の新規採用は9名。残る26名の補充は任期付常勤保育士を20名程度の採用を行う。それでも足らない6名は臨時職員を雇用する」ことを明らかにしました。
中西議員は「大量の正職員欠員の補充を任期付職員でまかなうのはおかしいではないか。フルタイムの任期付職員は勤務時間数のほかに何がちがうのか」とさらに質問。
「任期付常勤保育士は、雇用期間が3年に限られるものであり、正職員と同じ勤務内容となる」というのが答弁でしたが、すべて同じ条件で勤務するのに基本の給与に差をつけて雇用するやり方は、働くものにとっては大きな矛盾です。
子育て支援室は、任期付職員の採用は、今後予定される公立保育所の民営化に伴う対策のためであると述べています。
中西議員は「保育所は保護者の大切な子供を預かって生活する場であり専門性と継続性が保障された保育士集団を配置することがもっとも求められる職場だ。
まったく同じ勤務形態なのに給与だけに大きな差をつける雇用の常態化を責任ある公の機関が行うべきではない。
構造改革で大量の職員を削減する方針が、手当てが必要な職場にひずみをつくる。民営化を理由に上から楔(くさび)を打ち込んで職員間の分断を図るやり方は改めるべき」と主張しました。
決定もしていない移転民営化
保護者の頭越しですすめるな
――サダ保育所の民営化問題
民営化の問題でサダ保育所がとりざたされていることに関して、中西議員は「老朽化も含めて狭隘な場所からの移転は保護者の願いでもある。しかし、唐突に出された楽寿荘敷地移転の話と決定もしていないのに民営化の話が既成の事実として動いている。保護者や関係者にどのように説明をしているのか。情報の提供と説明はどうするのか」と質問。
子育て支援室からは「楽寿荘との貸与契約がH19年度末までとなっている。早期に移転建替えできるように庁内で協議を行っている。保護者との懇談会は2回ほどもった」との答弁がありました。
懇談はたまりかねた保護者からの要求でもたれたものであり、市が積極的に行ったものではありません。
サダ民営化をすすめるにあたっては、すでに行われている宇山保育所の総括と検証が必要だと中西議員は主張しましたが、市側はその考えがないことを改めて答弁しました。
「子育ての街ひらかた」つくるなら
保育所待機児解消の条件整備行え
ーー市立菅原保育所の定員増は必要不可欠
枚方の保育所待機児は、年度当初は解消されても一年の間に約300人前後までふくれあがる状態が続いています。
慢性的な待機児解消のために、中西議員は以前から要求している市立菅原保育所(長尾元町)の増員について市の姿勢をただしました。
「増員要求は、いつでも近隣の民間保育所との調整を理由に拒否されてきた。しかし近隣の保育所のH18年2月1日現在の状況をみても、軒並み多くの待機児をかかえている。この地域は開発などで今後まだまだ人口が増えることが予想されるので民間保育所だけでなく、菅原保育所の定員増がどうしても必要だ。民間とか公立とか言っている場合ではない」とせまりましたが、市側の答弁は「一箇所の民間保育所が夜間保育を行って定員増をはかる」ことを述べて、菅原保育所の増員をはかる考えのないことを強調しました。
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