議員日誌：日本共産党枚方市議団

■新名神高速道路の工事現場を視察しました(2022.05.12)

　５月９日（月）市議団は、新名神高速道路建設現場の視察を行いました。
　新名神高速道路は、現場で様々な問題が起き、開通が２０２３年度から、２０２７年度に見直された事を機会に、議員団では、あらためて現場視察を行い、直接ネクスコから説明を受けました。
　初めに道路を高槻と高架橋でつなぐ樋之上付近の現場に行きました。　左上の写真は、樋之上の淀川河川敷から写したもの。写真下は、すでに完成している淀川河川敷に建つ橋脚。10日から夜中に京都守口線を通行止めにした工事が始まりました。
　ネクスコに対し、松岡議員が「神戸の有馬川橋橋桁落下事故があり大変な被害が出たが、事故防止のためにどういった工夫を行ったのか」と質問しましたが「工事は京阪電気鉄道に委託している。対策はちゃんととっているはず」と曖昧な対応でした。また、高槻と道路をつなぐためには、この付近から道は登り坂となるため、道路上の雨水はどこで処理をされるのかと尋ねたところ、西船橋付近に作る雨水貯留施設とのこと。
　下記写真は、八幡市側から枚方市域に向けトンネル工事のために掘り下げている現場です。この現場では、基準値を越えた濃度の鉛の検出や、地中からコンクリート構造物の出現、さらに、事前の土質調査では未確認だった想定以上の硬い砂礫層の出現など次々とトラブルが起きています。
　ネクスコの担当者は、「事前調査ではわからない。今後もどうなるのかはわからないと言わざるを得ない」と説明。ポーリング調査の間隔を尋ねたところ、１００～２００メートルといった間隔で調査をしているが詳しいことは今、わからない
と答えました。
　今回立ち会ったネクスコの職員からは、担当外だからと明確な答えをもらえない事が多く、後日市議団ではネクスコに質問書の提出することにしています。

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